中国の剪紙

1994年にフジテレビギャラリーで開かれた『ボイスーマルチプル:博愛のヴィークル』に際して出版した本が、近所の古本屋にあるのをネットで見つけて買いに行く。店先の特価本の中に『中国の剪紙』という冊子があったので手に取ると、赤松俊子(丸木俊)が序文を書いていた。

中国版画が日本に渡り、仏画となり、護符となり、浮世絵となりました。抗日戦争の最中に日本の版画の手法と素材が中国に渡り、今日の中国版画の発展を助けています。終戦と同時にこの新しい中国版画は日本に渡り、日本の版画はさらに発展し、子供たちは生活版画の傑作を生みだしています。