粉川さんの久々の単著『映画のウトピア』を読んだ。映画(メディア)は現実であることがよくわかる。ドキュメンタリー映画だけが現実に関わっているのではなく、ドラマ映画も現実の一部なのだ。
ドキュメンタリーからポルノまで、様々な映画を批評しながら、そこでは、コラージュ/モンタージュ/異化/カットアップ/カットゥン・ミックスが行われ、各章を1本の映画として読む(みる)こともできる。
『映画亡命者の日記』
『アメリカ映画の主流と支流』
『シネマ・シガレッタ』
『映画的記憶の再配置』
『孤独者のテレパシー』
『一期一会』
これまで、あまり映画を観てこなかったが、観たい映画がたくさん生まれた。以下に本を読んで、観たくなった(もう一度観たくなった)映画リストを羅列しておきます。