バタバタしていて、ふと思い出したらまだ間に合う「南方熊楠生誕150周年記念企画展」3月4日(日)まで。
先日のゴッホの話でよく分からないと言われた「神話と共同体」についても熊楠の神社合祀反対運動から話せばわかりやすいかもしれないと思った。明治政府は延喜式神名帳に記載されていない神社をつぶして合祀したのだが、それは天皇家と関係の無い神話を殺し、国家からはみ出した共同体を破壊する行為だった……つづく。
かくのごとく神社合祀は、第一に敬神思想を薄うし、第二、民の和融を妨げ、第三、地方の凋落を来たし、第四、人情風俗を害し、第五、愛郷心と愛国心を減じ、第六、治安、民利を損じ、第七、史蹟、古伝を亡ぼし、第八、学術上貴重の天然紀念物を滅却す。
神社合祀に関する意見
http://www.aozora.gr.jp/cards/000093/files/525_47860.html