Yashicaflex x ILFORD HP5 PLUS / MINOLTA AL-E x 業務用 ISO100
疫病といえば大仏だ。そろそろどこかで建立し始めるのではないだろうか。かつては飢饉や疫病といえば神仏に頼るのが日本の常だったが、最近は政府に頼ることになっているらしい。オウム真理教の事件以降、宗教的な事柄はあまり表に出なくなっていると思う。今やいろんな新興宗教が出てきてもおかしく無いご時世になっているのではないだろうか。あてにならない政府に、悲痛な声が聞こえてくる。どれだけ政府に懇願してみても、救われることはないだろう。古の人々がどのように危機を乗り越えてきたかを感じるために、地蔵を探してみた。荻窪の北、今川に「子育地蔵・馬頭観音石仏群」というのがあるらしい。開発などで撤去されたお地蔵さんを安置している場所のようだ。二眼レフを持っていく。そこは小さいが落ち着く場所だった。二眼レフにはISO400の白黒フィルムを入れていたが、さて撮ろうと設定しようとすると目盛りが200までしかない。YashicaFlexは1950年代のカメラなのだ。今回も露出とピントで散々だった。再度撮影しに行こうと思う。露出計を修理したミノルタのコンパクトカメラAL-Eでもスナップを撮ってみる。フィルムには場所場所の空気感も写っているように思えた。