私用があって、7月末に広島へ行きました。広島駅から直接、原爆資料館に向かい、前回は工事中で見ることのできなかった本館を巡りました。ここでも〈記憶〉が〈記録〉に変容しようとしているようです。コロナ禍で人出や都市のゴミが少なかったりするせいでしょうか、前回は気にならなかったカラスが小雨の降る原爆ドームの、剥き出しのままの鉄骨に群がっていました。雨のせいか「原爆の子」も悲しい表情で、涙を流しているようです。
カテゴリー: YASHICA ELECTRO 35 MC
カラス
ピンぼけ
YASHICA ELECTRO 35 MC × KODAK ULTRAMAX 400
ASA400のKODAK ULTRAMAX 400を、目測カメラ、ヤシカエレクトロ35MCに入れて、スナップ写真を撮りました。ピンぼけの写真は曇り空からパーッと日が差して来た時に、ふと目に付いた自動販売機。ピントを合わせ忘れたことに気づいたのですが、撮りなおすことはあえてしませんでした。驚きの技術で、失敗の無いように機械が気を使ってくれる今日において、ピンぼけは、一つの手わざなのかもしれません。
地蔵前公園
YASHICA ELECTRO 35 MC × FUJIFILM 業務用 100
地図を調べると、近所に地蔵前公園というのがありました。地蔵があるのだろうと行ってみたら、たしかに二体鎮座しています。前掛けで全体は見られませんが、三猿が彫られているものもあります。様々な人たちがいろいろな思いで作ったのでしょう。疫病に対する庶民の行動としては、道祖神や庚申塚を調べた方がよさそうです。道祖神は神奈川や信州、秋田に多いそうですが、杉並には天沼熊野神社に最近(2002年)置いたのがあるようです。柳田、折口、熊楠を読みなおそうと思います。まずは柳田国男の『石神問答』から。
ヤシカエレクトロ35
YASHICA ELECTRO 35 MC × FUJIFILM 業務用 100
ヤシカエレクトロ35MCが届く。電池を入れて確認すると、緑のランプも付くし、露出計も生きていた。裏蓋のモルトがきれいに剥がされていたので、貼り込んだ。ファインダーも清掃する。夕方、近所を散歩して試し撮りをしました。手のひらに収まるサイズのカメラ、スナップには使いやすいですが、やはりASA100だとブレてしまいます。ASA400のフィルムを使おう。