ナオナカムラは永久に不滅です!

gob天才ハイスクール解散展『Genbutsu Over Dose』。そのカオスから生まれるエネルギーを感じながら、頭に浮かぶ言葉は「ノー・フューチャー」だ。解散展なのだから、そのイメージは正しいとも言える。作品は作家自身の業の深さを探ることによって、人間の闇に焦点をあて表現したものが多かったと思う。

この展覧会について語る言葉を持たないが、あえてこう言いたい。

「天才ハイスクールは引退いたしますが、我がナオナカムラは永久に不滅です!」

展覧会は2015年4月21日火曜日まで、必見です!

「ノー・フューチャー」。パンク文化はこう宣言した。それと同時に、ボローニャやローマの創造的な蜂起行動はこう宣言した。「未来なんてありゃしない」。ぼくたちは依然としてそこにいる。戦争によって、意識や生存に適した生への希望が破壊されているあいだは、ぼくたちは依然としてそこにいる。依然として、77年運動の敗北がぼくたちを置き去りにした、その地点にいるのだ。
「ノー・フューチャー」は、当時と同じように、もっとも先鋭的で、もっとも真実を語っている状況分析のままでありつづけている。
そして、絶望がもっとも人間的な情感のままでありつづけている。

NO FUTRE ノー・フューチャー ―イタリア・アウトノミア運動史
フランコ・ベラルティ(ビフォ) 2010年 洛北出版