Trans Local Exchange and Trading System


地域通貨は個人が発行する貨幣なのだが、現行の債権(借用書)としての貨幣に倣ったシステムであり、結局、負債を抱える人が出てくる。債権でない貨幣は金貨のようなそれ自体に価値があると信じられている『物』なのだが、ここにきて『仮想物』としてのビットコインという新しい貨幣が出現した。いわゆるエコマネーをブロックチェーンの仕組みを使って作れば、理想的な地域通貨が作れるのではないだろうか。その場合、中心の無いグローバルな仮想通貨は地域通貨/LETS(Local Exchange and Trading System)とは言えないので、TLETS(Trans Local Exchange and Trading System)と名づけることにする。まだ考えがまとまっていないのだが、来年、自由芸術大学で実験的に既存のオルトコインを使った〈TLETS〉交換を始めてみようと思う。いつかアカデミーコイン、アートコインのようなオルトコインが出来ることを期待して。

エンデの遺言 ~根源からお金を問う~

FAU: 自由芸術大学で《ミヒャエル・エンデ/ヨーゼフ・ボイス『芸術と政治をめぐる対話』を読む》をやっている。エンデが『地域通貨』の話を始めたところで、NHKで放送された番組を思い出した。ビデオに録っていたなとビデオデッキを引っ張り出したところで、きっとネットにあるだろうと探してみたらありました。夏の暑い日のソフトクリームのように溶けだしてしまった民主主義を取り戻すことは可能なのだろうか?

■エンデの遺言 ~根源からお金を問う~

■続エンデの遺言 part 1 地域通貨の“希望 / part 2 銀行の未来

Refugee Republic ― 難民共和国

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インゴ・ギュンターによる Refugee Republic(難民共和国)というプロジェクトがあったが、この大移動の時代において、彼はどのような活動を行っているのだろうか?

難民共和国 声明文
難民共和国は、増加の一途をたどる難民や祖国を追われたひとびと、および移民に基づくコンセプトである。難民共和国は、この現状に関連する問題の解決を試みている。
難民共和国は、認識されてはいないが 難民が本質的には資本であるということ、そして無自覚ではあるが国際的なアヴァンギャルドたる運命とが、生産的な財産となりえることを主張する。

「難民=資本」概要
http://refugee.org/japanese/NanminS.html

「 難民=資本」全文
http://refugee.org/japanese/NanminKyowakoku.html