サイトやPDFをクリップしたり、メモをデバイス間で共有するのにEvernoteは便利なので、Debianにもインストールした。
EvernoteはLinux用のパッケージを作ってないクラウドサービスなので、windowsのソフトを動かせる、エミュレータではない何かのwineをはじめにインストールします。
いつものように、Synaptic パッケージマネージャーを立ち上げ、wineで検索し、インストール。ターミナルで
$ wine
と打つと、別窓で以下のコメントが表示される。
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This is the wine64-bin helper package, which does not provide wine itself,
but instead exists solely to provide the following information about
enabling multiarch on your system in order to be able to install and run
the 32-bit wine packages.
The following commands should be issued as root or via sudo in order to
enable multiarch (the last command installs 32-bit wine):
# dpkg –add-architecture i386
# apt-get update
# apt-get install wine-bin:i386
Be very careful as spaces matter above. Note that this package
(wine64-bin) will be removed in the process. For more information on
the multiarch conversion, see: http://wiki.debian.org/Multiarch/HOWTO
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書いてある通りに
# dpkg –add-architecture i386
# apt-get update
# apt-get install wine-bin:i386
を実行すると、アプリケーションメニューにwineが追加され、使えるようになった。
Windows版のEvernoteをダウンロード(Linuxのブラウザーではダウンロードできないので、windowsでダウンロードしたものをUSBメモリーでコピーした。Evernote_5.8.3.6507.exe)右クリックでメニューを出し、別のアプリで開く > Wine Windows Program Loaderを選択するとインストーラーが起ち上がる。が、文字化けしている。勘でインストールするか、インストーラーを終了させる。
文字化けは/usr/share/wine/fonts/にあるtahoma.ttfと
tahomabd.ttfを削除すれば直るらしい。ターミナルを立ち上げ、
# rm /usr/share/wine/fonts/tahoma.ttf
# rm /usr/share/wine/fonts/tahomabd.ttf
で削除。インストーラーを立ち上げると文字化けが直っていたので、普通にインストールした。
アプリケーションメニューからwine > Programs > Evernote > Evernote で立ち上がる。
あと、デバイス間共有のためにインストールしたのは、
keepassx(Linux・Windows・Macで共有できるパスワード管理ソフト)とexfat-fuse(exFatドライバ:WindowsとMacでデフォルトで読み込めるファイルシステム)。